<マインドマップのチュートリアル>
本ワークショップは、協調作業と情報の共有のために、「フリーマインド」とい
うフリーソフトを使用します。
とても手軽に利用できることを、このたった15分のチュートリアルで証明します!
ほんの少しの基本的操作を学べば、誰でもすぐに使えるようになります。
USBなどの記憶メディアを持参すれば、「フリーマインド」(Windows版)を持ち帰
ることができます。
Java環境で動作するので、Macintosh版やLinux版なども存在し、Internetからダ
ウンロードできます。
<カリキュラム開発の方向性(確認)>
現行のカリキュラムを構造的に整理した資料(付録1)示し、情報教育の概観を
把握します。
まだ眼にすることができない新カリキュラムですが、報道されているように「情
報の科学」「社会と情報」という2科目から教科が構成されるということを手が
かりに、その内容構成(付録2)を考えてみます。
これらの資料を参考にして、この後の実習作業に向かいます。
質疑応答は随時行いますので、遠慮なく交流しましょう。
<カリキュラムの分散開発>
グループに分かれ、それぞれのグループにつき一つのカリキュラム開発をします。
この段階でリーダーをしっかり決めておくと、より効率の良い作業を行うことが
できます。
各グループに分かれた後は、カリキュラムの内容構成を検討し、その担当者毎に
詳細をマインドマップ化します。
各自は時々、他のマインドマップを覗き込んで互いの接続性を確認しながら作成
すると、後からまとめる作業をしやすいでしょう。
リーダーが全体の内容構成や分量バランスを指示できれば良いですが、今回はそ
のような時間的余裕はないでしょう。
<カリキュラムの統合化>
各人のマインドマップを持ち寄り、グループで1枚のマインドマップにします。
ノード(マインドマップでの情報のかたまり)毎にマインドマップをまたいでコ
ピー&ペーストができますから、作業的にはそれほど困難ではないと思います
が、それぞれの良質ともに整合性を持たすためには、少々手間がかかるかもしれ
ません。
また、この後のプレゼンテーションをするためのストーリーや、アピールポイン
トなども考えておかなければなりません。
グループメンバーでの討論が必要になりますので、リーダーのもとに上手なコ
ミュニケーションを計りましょう。
<カリキュラムのプレゼンテーション>
各グループが3分程度(ワークショップの残り時間による)のプレゼンテーショ
ンを行います。
次の(1)~(4)を柱にして発表して下さい。
(1)カリキュラムの内容構成
(2)カリキュラムのオリジナリティ
(3)カリキュラム開発をしてみての感想
(4)マインドマップをツールとして使用した感想
本ワークショップのまとめは、このプレゼンテーションの(3)と(4)とで代えるこ
とにします。
パワーポイントのようなスライドを使ったものばかりがプレゼンではありません。
マインドマップを使ったプレゼンを体験して、スキルの幅を広げましょう。
時間内にどのようにミッションをこなしていくか、作業内容やその手順などを考
えなければなりません。
誰かがリーダーシップを発揮することも必要ですが、参加者の一人一人が主体的
に考えて行動することが重要です。
一生懸命に頭と身体を使ったあかつきには、成し遂げたミッションの成果を気に
するよりも、そこまでやっとたどり着いたプロセスが面白かったと感じることで
しょう。
私たちのこのような体験は、授業において生徒の積極的な活動を促し、生き生き
とした学習活動を生み出す糧になるのだと思います。
ワイワイガヤガヤ、みんなで楽しみましょう!
<おまけで付録3をつけちゃいます!>
もし時間があったら、奥村が開発したオリジナルのカリキュラムを付録3として
公開します。
この最強のカリキュラムがあれば、各項目に沿って具体的な学習指導案を各自が
書くことで、最強の教科書ができあがります。
# 言うことがちょっと大きくなり過ぎました。(^^;