2nd役員会レジュメ2012

研究テーマとその考え方

研究テーマ趣旨説明 2013(平成25)年度版

学習指導要領の改訂

 いよいよ来年度から新学習指導要領が実施されます。今までの普通教科「情報」から共通教科「情報」へと名称が変更され、科目数も3つから2つになります。「社会と情報」、「情報の科学」という内容を類推しやすい名称が用いられることとなって、科目の内容が名称から分かりやすくなるだけでなく、より現状に合わせた内容へと変貌を遂げていることも伝わってきます。
 授業を行う私たちは、もう何年も前から新しい学習指導要領を目の前にして、数々のことに頭を悩ましてきました。これらの問題のほとんどに対して、今では多くの学校では答えを用意していることでしょうが、実際に授業の内容を考えてみようとする段階では、未だに多くの問題点が存在しているのではないでしょうか。
新しい教科書の見本のページをめくりながら、今までの経験でうまくやれそうな単元もあれば、新たに授業展開を練り直さねばならないケースもあることでしょう。初めての年だけに不安もつきまといます。
 高教研情報部会では、これらの悩ましい問題に対して様々な切り口で答えを見つけられるような活動を行ってきました。過去の取り組みを振り返りながら今回の改訂への対応を考えてみましょう。

教科「情報」がスタートした時期の研究テーマ

 前回の学習指導要領がスタートした直後数年間に、情報部会ではどのような研究テーマが提示されていたのかを振り返ってみます。

  • 平成15(2003)年度
    • 試行錯誤の中から見えたもの(やってみてから考えよう、まずは実践!)
  • 平成16(2004)年度
    • 情報の、スキル獲得から活用能力獲得へ(多様な情報活用能力を明らかにしながら)
  • 平成17(2005)年度
    • カリキュラム、混沌から秩序へ(内容の系統性から質の系統性に向けて)

 これら過去の研究テーマについてはchoice webサイトで確認することができます。詳しい趣旨説明はwebでご確認下さい。当時、何も授業実践がなかったところから始まって、時間をかけながら徐々に授業実践を増やし、私たち自身にも経験が蓄積されてきました。過去の授業を振り返り、自分の授業をブラッシュアップしようとする試みも行われました。授業が始まった年である平成15年度のテーマは、授業が始まったばかりの悩める私たちの不安を払拭してくれました。まずは実践をしてみようという姿勢は、多くのことに挑戦する原動力になり、実際に様々な可能性を見いだすことにも繋がりました。
 今回は学習指導要領の改訂ということで、旧学習指導要領での実践がたくさん積み重ねられています。これらの実践を見直してみることで、新しい授業への課題や改善に向けてのヒントが見つかるかもしれません。また、今までの研究テーマの流れを知っておくことで、次の段階に何を行えば良いのかも自然と見えてくるはずです。大いに過去の経験を参考にしてみましょう。

実践、発信、共有

 4月から授業が始まる学校では準備に残された時間はそう多くはありません。昨年までとは違う、新しい教科書に期待する生徒たちと授業を行わなければなりません。初めて情報の授業をスタートさせたときにも似たような想いがありました。でも、あの時とは違います。私たちにはノウハウがあります。周囲には相談できる仲間がいます。10年前に戻るようですが、「まずは実践!」という気持ちになってみても良いのだと思います。
 今回は、実践したことを仲間たちに向けて発信する、というのも付け加えて下さい。どんなことでも良いと思います。そこに自分のオリジナルなアイディアがあれば、それは立派な実践です。どこかの誰かの役に立つ可能性があります。小さなアイディアが集まることで新しい別な何かが生まれてくるものです。
 情報部会には皆さんから集まった実践を共有できる場があります。それはキャラバン研究会や教科別研究集会でのワークショップであったり、ポスターセッションであったり研究紀要という形であったりします。どんな形であっても誰かと繋がることで、授業を作るためのアイディアをもらえたり提供できたりするものです。この活動がこれからの情報科を育てていくものと確信しています。

 以上を趣旨説明として、平成25(2013)年度の研究テーマを、以下のように提案します。

授業づくりの繋がりづくり


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Last-modified: 2013-06-14 (金) 17:13:28 (2613d)