【内容紹介】
「情報の科学」の各社教科書を見ると、“コンピュータと情報の処理”を学ぶ教材として、論理回路が取り上げられています。
教科書には、AND, OR, NOTなどの真理値表と、シンボル記号が描かれ、その記号を組み合わせた半加算器の例なども掲載されています。
授業を行う私たちは、この内容をきちんと理解しているでしょうか?
論理回路を扱うときの基礎知識として欠かせない、真理値表、主乗法標準展開、主加法標準展開、カルノー図などを知ってはいても、書物を読んだだけで終わってしまってはいないでしょうか?
今回のワークショップでは、TTL-ICを自らの手で回路図通りに接続して、その動作を実際にLEDの点灯で追ってみることにより、実感を伴った論理回路の動作確認をします。
【参加してみて】
津端講師が朝から準備(相当たいへんだったと思います。)して下さったブレッドボードを目の前にして、早くいじってみたいという思いが募ります。でもその前に、基礎知識がなければ、根本を理解できなければ面白くないですよね。ちょっとばかり、心を引き締めます。
まず、高校の数学でも少しはかじった(はずの)ブール代数を、これからポイントなるところをきちんと押さえながら解説していきます。次に現れたのは真理値表。これは論理回路と直結しており、受講者も真剣に聞き入ります。この辺りは一番の山場とも思えましたが、ほとんどの受講者は難なくクリアしていたようです。論理演算式の基本を学んだ後、無事に論理回路の設計に突入!いよいよ、お預けを食っていたブレッドボードに手を伸ばします。
ボード上のTTL-ICと論理回路のANSI記号との関係を理解したら、いよいよ例題にチャレンジ!スイッチの扱いや配線の仕方に注意しながら参加者は熱中しています。ちょっとした試行錯誤もありましたが、全員が課題をクリア。講師の、今だから話せる昔話を楽しく伺いながら、論理回路の実習の意義を理解しました。
【内容紹介】
「文字」だけのコミュニケーションは、本来同時に伝えられるはずである文字以外の情報、ニュアンスや感情等を伝えることが難しく、常に相手に誤解を与えてしまう可能性があります。
これらを防ぐために、実際にネットワーク上に体験用の SNS サイトを準備し、実感的な学習を行い、相手の痛みを推察し、適切なコミュニケーションを行える態度と能力を育成する授業を行います。
なお、本ワークショップでは 8GB の USB メモリを使用します。ワークショップでは USB メモリを貸し出しますので、各自でご用意いただく必要はありません。もし、ワークショップで利用した USBメモリをそのまま持ち帰り、授業等で活用したい方がいらっしゃいましたら、実費(\1,200)にてお分けします。
【参加してみて】
鶴間講師の特製Xubuntuでのネットワーク環境を構築すべく、午前中に会場入りして準備。少し経ったところで突然、サーバーが静かになりました。電源ボタンを何度か押してみたり、ファン周りに掃除機を当ててホコリ取りをしてみたり。でも、ダメなんです…。ホントです、何もしていません。(^^; そこは百戦錬磨の講師、慌てる態度などは微塵も見せずに対応策をてきぱきと進めます。何事もなかったようにワークショップは始まりました。
今回は(も)時間が限られているので、目的を果たすためにはスムーズな進行が求めれれますが、やはり最初のツカミの部分での話が長くなり、少し気を揉みました。ですが流石ですね、てきぱきとXubuntuの立ち上げとネットワークの設定を終え、ワークショップは快調に進みます。
Twitterクローンを使ったバーバルコミュニケーションの実習は、講師の普段の体験や考察が存分に盛り込まれた内容の濃いものでした。善意や悪意を含んだメッセージの影響を、ボット(自動的にメッセージを投稿するプログラム)を通して実感する授業の紹介は、講師のこれまでの研究成果が凝縮されたものだと感じました。